株式会社フューチュアテックの不正競争行為について
関係者各位
本年３月２３日、弊社及び私が、私のかつての勤務先である株式会社フューチュアテックを被告として不正競争行為の差止め及び損害賠償を求めていた訴訟（令和３年（ワ）第７６２４号）の判決（以下「本判決」といいます）が言い渡されました。
被告は、概要、「硬度計を初めとする弊社の主要取扱製品の殆どが被告製品の模倣製品であり、弊社がこうした模倣製品を販売し、被告の企業活動を妨害する違法行為を行っている」旨誹謗中傷した２０２１年２月４日付けの「弊社 前国内営業部責任者の営業行為について」と題する文書（以下「本文書」といいます）を作成した上、「国内販売商社及び校正会社 各位」を宛先として広く流布しました。
本判決は、この被告の行為は、弊社の営業上の信用を害する虚偽事実の告知流布行為であって、弊社に対する不正競争行為であるとともに私の名誉を棄損する行為であると認定し、被告に対して不正競争行為の差止め及び損害賠償を命じました。
本判決が被告の不正競争行為を認めたことは当然と評価しておりますが、これで弊社及び私が被った甚大な被害が回復できたわけではありません。しかしながら、本判決は、弊社と私の汚名を返上し、信用と名誉を回復するための確かな一歩になるものと信じております。
被告の度重なる反論により、令和３年３月２５日の提訴から本判決までほぼ２年を要し、その間も弊社及び私は耐え難い損失と苦痛に苛まれ続けてきましたが、本日ようやくこうして皆様方に吉報をお届けでき、本文書がもたらした皆様方の誤解を解けることは万感胸に迫るものがあります。
簡単ではありますが、以上をもって、ご報告とさせていただきます。
今後、弊社が皆様方のお役に立てる機会をいただけましたら、この上なく幸甚に存じます。
令和５年４月３日
株式会社クラフテスト
代表取締役
